Mooer GE300を使い始めて約6ヶ月。以前使っていた LINE6 POD XT LIVEと比べて良い点、不満な点をまとめます。
Mooer GE300 の物理面の良い点、不満な点
Mooer GE300 は、以前のマルチエフェクター( LINE6 POD XT LIVE )と比べ、軽くて小さいので、私のセミハードケースSADOWSKY Porta Bagの大きい方のポケットにギリギリ入ります。
ギターとエフェクターの2つを抱えて電車で移動するのはかなり負担でした。歩いての移動時も両肩に負担が掛かり、肩こりになってしまいました。また、電車で座れたときに、荷物2つだと他の方の邪魔にならないように、かなり窮屈な姿勢で座っていました。
Mooer GE300にして荷物の量が少なくなったことで、移動時の負担がかなり軽減されました。
Mooer GE300 の機能面の良い点、不満な点
まだマニュアルもちゃんと読んでない状態ですが、機能面で良いと感じている点はたくさんあります。
- ヘッドフォンとスタジオの音の差が少ないので、音作りが楽
- クリーントーンが良い(迫力があって綺麗&音の輪郭がはっきりしている)
- 軽く歪ませるだけで、良い音が出る(デジタルっぽさが少ない)
- 小さいのでギターケースに入る(ギリギリですが)
- ピカピカ光ってカッコいい(モチベーションが上がる)
まだ慣れていない&使いこなせていないことが原因ですが、現時点で不満足な点は以下の通りです。
スイッチを踏んだ後、音の切り替わりが若干遅い(Line6と比べて)- 小型なため、スイッチの踏み間違いが怖い
- 靴によっては、チューニングモードへ切り替え辛い
- ディレイにリバーブがかかってしまう
音の切り替わるタイミングは、ファームウェアをv1.2.0にアップデートしたら改善しました!長年Line6を使っていたため慣れていないだけかもしれません。
フットスイッチは標準だと小さいのですが、別売のスイッチカバーを購入すれば、解決すると思います。
唯一、解決の糸口が見えていないのが、ディレイを激しくかけると音がハッキリしなくなることです。リバーブがかかったような音になります。現時点では、DREAMTHEATER「Surroundedのソロ」、Extreme「He Man Woman Haterのイントロ」などのディレイを使った音が再現できていません。
全体的な感想は、音に迫力があるので、あまりエフェクトを掛けなくても厚みがある音が作れます。結果、デジタルっぽさが少ない味のあるギター音が楽しめます。もちろん、エフェクトを効かせることも可能ですので、幅広いジャンルの音楽に対応可能なマルチエフェクターです。
私は趣味レベルのギタリストですので、この値段でこのレベルの機能であれば疑いなく「買って良かった」と思っています。
なにより、電源投入時などにLEDがいろんな色でピカピカ光る演出や、大きい液晶画面など「見た目」がかなり良いです。ライブの薄暗い空間でMooer GE300が光っている姿は、とてもカッコいいです。アマチュアギタリストは見た目が勝負と考える私にとって、足元のオシャレにはMooer GE300がピッタリのアイテムでした。
Mooer GE300 をアンプのReturn端子につなげるとムラが少ない
私は、Mooer GE300からマーシャルアンプヘッドの裏面にあるReturn端子に繋げています。ライブハウスにあるアンプによってセッティングを変えるのが苦手(面倒)な方は、ギター⇒Mooer GE300⇒アンプのReturn端子というセッティングにすると、音の変化が少ないので楽です。
クリーントーンは標準音源のアコースティック音をベースに多少調整しています。歪み系は、ギリギリ歪む程度に軽くかけています。ソロはリバーブを少しだけ追加しているセッティングです。
Mooer GE300を使い始めて、輪郭がはっきりした、とても迫力のあるギターサウンドとなりました。音楽のジャンルもメタルはもちろん、ロック、ポップス、ジャズ、フュージョン、アコースティック系など幅広く対応できると思います。
価格は若干高めですが、音の質を考えるとコスパが良いと感じています。まだまだ使っていないエフェクトや機能が沢山ありますが、無理して使う必要が無いと思えるほど、今の音が気に入っています!
<追記>2019年12月28日に、コンパクトなMooer GE250が発売されました。こちらは、白いボディーで清潔感がありますね。
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