Mooer GE300を使ってライブでDreamTheaterを弾いてみた!

Mooer GE300

少し前になりますが、初めて Mooer GE300をライブで使ってみました。

当時はまだ Mooer GE300の説明書も読んでいない状況で、操作方法もよく分からないまま、手探りで音作りをしました。

私は30年くらい前から色々なマルチエフェクターを使っているため、ある程度マルチの操作に慣れているということもありますが、説明書も読まずに音作りができた Mooer GE300操作性の良さには大満足です。特にパラメータが沢山あるので、微妙な調整の時に希望の音に近づけやすいです。

そんな玄人っぽい感想を述べながらも、ライブ用の音は超ザックリ作っています

ギターだけで細かい部分までこだわって音を作っても、他の楽器と合わせて演奏してみると「なんか合わない」ということが多々あります。

ですので、細かい部分はリハーサルでバンド全体のバランスをみながら調整しています。ライブ本番になり客先に人が入ると、さらに音が変わって聞こえるので、前回のライブでイマイチだった点を克服すべく、試行錯誤しながら音を変えています。

ただし、自宅でヘッドフォンを使って弾くときの音は、ある程度こだわって作ってます。 Mooer GE300をパソコンに繋げ、CD音源に合わせて練習しながら音作りするので、結果的にデジタルな音になっていますが、色々なエフェクトを駆使した音で弾いていると、上手くなった気分になれて気持ち良いです。

ライブハウスの環境とセットリスト

今回、演奏させていただいたライブハウスは目黒「鹿鳴館」です。多くの日本を代表するバンドがライブを行ってきた”聖地”ともいえるライブハウスです。

音抜けが良いためか、各パートの音がハッキリと聞こえ、いつも音がグルグル回る狭いスタジオで練習している私にとっては、ライブの気持ち良さを最大限満喫できるライブハウスです。

セットリストは、DreamTheaterの2ndアルバム”Images & Words”から以下3曲です。

  • Pull Me Under
  • Surrounded
  • Metropolis, Pt. I: The Miracle and the Sleeper

ちなみに、DreamTheaterをコピーし始めた頃は「10年くらいコピーを続けたら、完璧に弾けるようになるだろう」という甘い考えを持っていましたが、30年近く経った今でもまだ完璧には弾けません(笑)

そのため機材に頼って、せめて「弾いていて気持ちい音」を目指しています。

Mooer GE300 のClean Toneの音作り

Pull Me Underのイントロ・ソロ前、MetropolisのClean部分は全て同じ音を使いました。

同じ音でも、Pull Me Underはギターのピックアップセレクタをセンターにして音の明るさを抑え、Metropolisリアにしてアタック感を出し、後はピッキングの強弱で雰囲気を調整しました。※ギターはmusicmanのJP6 BFRを使用しました。

CleanToneはライブになると音が埋もれることがあり、その経験からアタックを強めにした音作りをして、弾き方で音のやわらかさを変えています。ただし、弾き方を失敗して力が入ると、元気が良すぎる尖ったCleanToneになってしまいます。

本物の音に近づけるなら、微妙にエフェクトを変えた何種類もの音作りをした方が良いのでしょうが、同じ音色でも弾き方を変えれば、ある程度の範囲をカバーできる気がします。CleanToneならアタックの強さ、歪み系ならミュート具合を変えるといった具合です。

今回、LIVEで使った Mooer GE300のClean Toneの設定は以下の通りです。

Mooer GE300 の歪み系RIFFの音作り

歪みはAMPをMesa/Bogee

RIFFは、なるべくGainを弱くして軸のしっかりした音を目指してみました。あまりエフェクトを掛けていないので、ピッキングのタイミングがズレたときなどのミスが目立ってしまいますが、上手に弾けたときは、自分が弾いた通りの音が聴こえて「ギターを弾いている感」を満喫できます。

今回、LIVEで使った Mooer GE300のRIFFの設定は以下の通りです。

ライブハウスやスタジオでバンド演奏する際のご参考になれば幸いです!

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