『純手打うどん 山とも』で美味しい朝うどんを食べた後、昼うどんを食べるために綾歌郡宇多津町にある『おか泉』&『うぶしな』に歩いて向かいました。
行列に並び『本格手打うどん おか泉(せん)』で昼うどん
11時20分に『本格手打うどん おか泉(せん)』に到着。30名くらい行列がありましたが、行列が進むのがまずます速く、結果的に並んだ時間は15分ほどでした。
『おか泉』のHPには以下の麺づくりに対する姿勢が書かれていました。
- 生地を踏んで鍛える作業を4時間のうちに5回行うが、最初から強い力で踏みつけるのではなく、生地の反応を確かめながら徐々に力を加えていく
- さらに、踏む人間の体重や、その日の温度、湿度などによっても、踏む時間を調整している
- 素材の吟味はもちろんのこと、麺に関するあらゆるデータを収集・分析し、技の修練を毎日積み重ねることで、お客様のご期待に応えようと努力している
人気店の麺づくりに対する考え方をまとめると、共通点が見つかり勉強になります。「魂(神)は細部に宿る」と言いますが、讃岐うどんをはじめとする料理は、材料とレシピさえあれば誰でもほぼ同じものができる差別化が難しい世界です。細部にまで気を配り、日々努力することで他店とは違う何かが生まれるのでしょう。
『おか泉』では”かけうどん”+”エビ天”を注文しました。
”エビ天”は気まぐれで注文したのですが、頼んで良かったです。まっすぐでコロモがサクサクな立派なエビでした。こんな天ぷらを揚げられるようになったら、食事が相当楽しいでしょう。
そして、細部にまでこだわって打たれた麺は、安定した美味しさでした。一緒に行った友人は『おか泉』が一番美味しかったと言っていましたが、私は麺の完成度が高く、安定し過ぎているので、何か少しインパクトがあっても良いかな?とも思いました。おそらく、ここまで完成度が高いと、冷たい麺の方が本来の味わいを楽しめると思います。
『おか泉』の手打うどんは、通販でも購入可能です。
宇夫階神社の中にある『うぶしな』で昼うどん2
『おか泉』から5分程度歩くと『宇夫階(うぶしな)神社』があります。
神社の階段に向かって左側に手打うどん『うぶしな』があります。ぱっと見は気が付かないかもしれませんが、石柱の間に通り道があります。
正面に立つと暖簾が見えるので、やっとうどん店だと分かります。入店後も民家の倉庫みたいな空間を通り抜けた先に店舗があります。店舗の入り口近くに数人待っていましたが、注文後に番号札を持ってうどんを待っている方々でした。店舗に入り”かけうどん”を注文して番号札をもらい、我々も店舗の入り口で出来上がりを待ちました。この時は混雑していたため、提供まで15分程度かかりました。
『うぶしな』は『おか泉』で修行した方がやっているそうです。幅広のうどんという点では似ています。出汁は『うぶしな』の方が透明感があります。醤油の量の差でしょうか?
麺は『うぶしな』の方が柔らかさを感じます。2時間以内に3杯目のうどんなのですが、あっという間に完食しました。他の方が注文していた”肉うどん”はボリュームがあって、空腹時には満足度が高そうでした。
『宇夫階神社』を坂出方面に少し歩いてから振り向くと、鳥居に続く綺麗な景色がありました。
坂出駅の手前にある『香風園』で一休みしました。横には、創業寛政元年、”だし醤油”で有名な『鎌田醤油』があります。私も愛用している讃岐うどんには欠かせない醤油です。
丸亀・宇多津には、まだまだ名店がありそうなので、今後もうどん散策の機会を作りたいと思います。