【2020/11鮨-麺旅行記3】丸亀⇒坂出 うどん散歩『純手打うどん 山とも』

【2020/11鮨-麺旅行記3】丸亀⇒坂出 うどん散歩『純手打うどん  山とも』

アパホテル 丸亀駅前大通』を朝10時に出発して、坂出駅を目指して歩き始めました。徒歩でブラブラと移動すると電車とは違う景色が楽しめます。運動不足克服も含めて、私にとって旅行時の徒歩移動は重要です。

この日の”朝食うどん”として選んだ店は『純手打うどん 山とも』です。その後には、『おか泉』と『うぶしな』の2店のハシゴを予定しています。

山とも』は、一切機械を使わず、すべての工程を手作業で行っているそうです。2020年12月にHPを開設されていますが、純手打ちへの熱い想いが語られています。

純手打 山ともうどん 香川県丸亀市 (yamatomo-udon.com)

私も20年くらい、手打でうどんを作っていますが”手ごね”→”足踏み”の作業は大変です。製麺機があれば楽なのですが、気温や湿度の変化に合わせた臨機応変な対応ができません。

『山とも』のHPでは、「その日の気温・湿度・時期に合わせ塩分濃度や加水を調節しています。(中略)実際に手ごねをし、肌で感じることで機械ではわからにうどんの状態を感じることができるので、この一番最初の下処理が最も大切だと私は思います。」と書かれています。

僭越ながら私も同感です。レシピ通りに作っても”丁度いい状態”にならないことの方が多いです。特に加水は、わずか数グラムの差で生地の状態が大きく変わります。自分の肌で感じることで分かるようになるまで失敗を積み重ね、手打うどんのレベルを上げていくことで、”うどん職人”として成長できると思います。しかしながら、人気店に必要な量のうどんを手作業で作るのは至難の業だと思います。

注文したのは”かけうどん(あつあつ)”+”ゲソ天”!

ゲソ天”は『藤原屋』という宮武うどんにも卸している天ぷら屋の品らしいです。迫力がある大きさで美味しかったですが、ハサミでカットしないと食べ辛いですね。

麺にこだわっている感が強いお店ですが、汁が香り高く上品な味がしました。イリコとカツオのバランスがちょうど良い感じです。

麺は、柔らかいのに弾力があり、博多うどん寄りの讃岐うどんという印象でした。圧力鍋系のうどん店にも似た食感で、かなり好みの麺です。

個人的には『山とも』の”かけうどん”が、今回の旅行で一番美味しかったです。東京からでも、また食べに来たいと思えるレベルの讃岐うどんでした。

ブラタモリで”唯一、タモリさんが食べたうどん屋”と書かれていましたが、番組スタッフがタモリさんが好きそうな博多うどん寄りの麺のお店を選んだのかもしれません。

朝うどんでお腹が落ち着いた後は、昼うどんを食べるために『おか泉』と『うぶしな』を目指して歩き始めました。

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