讃岐うどん が大好きで、2~3ヶ月に一度、高松に行っています。本場で食べる 讃岐うどん は格別ですが、前回美味しかった店でも入店タイミングによっては「あれ?」と思うこともあります。セルフ店が多い香川県では、実は「茹でたて」を食べていないことが多いのです。
同じ店でも茹でたての 讃岐うどん と時間が経った 讃岐うどん では、雲泥の差があります。食べログなどで、高松の 讃岐うどん屋の悪い口コミをたまにみますが、たまたま作り置きのうどんを食べただけでは?と思うこともあります。
注文後にうどんを茹でる店ならともかく、セルフ店では、入店するタイミングも重要なポイントです。
セルフ店の提供パターン
セルフ店では、お昼時などに大量のお客様をさばくために、店側も色々と工夫しています。多めにうどんを茹で置きしている店が多く、提供方法は主に3パターンに分かれます。
- 一定時間(20分ほど)経ったら、うどんを廃棄する
- 長時間経ったうどんに、茹でたてのうどんを混ぜて提供する
- 時間が経った麺をそのまま提供する
●一定時間(20分ほど)経ったら、うどんを廃棄する店
比較的、安定して美味しいうどんが食べられます。少なくとも「茹でたてに近いうどんをお提供したい」という、店主の思いが伝わります。
しかし「本当に20分で廃棄しているのかな?」というような状態のうどんが提供される店もまれにあります。やはり、 讃岐うどん は茹でたてが一番旨いのです!
ちゃんと廃棄しているお店であれば、タイミング次第で茹でたてを食べられる可能性が高いお店となります。。
●長時間経ったうどんに、茹でたてのうどんを混ぜて提供する店
「提供価格を考えると、廃棄はできない」というのが競争が激しい香川県のうどん屋事情でしょう。
混ぜ合わせる方法は、折衷案として仕方ないのでしょうが、茹でたてのうどんが入っている割合で満足度が変わります。冷たいうどんは舌触りとコシが重要ですので、長時間経ったうどんではなく、せめて、この折衷案で食べたいところです。
●時間が経った麺をそのまま提供する店
温かいうどんであれば、使用している小麦粉によっては美味しい店もあります。とはいえ、茹でたての方が美味しいのは間違いありません。
時間が経った麺で冷たい 讃岐うどん を食べるのは、一番避けたいところです。混雑時にうどんを混ぜ合わせるオペレーションも大変なので、実際は茹で上がりから一番時間が経ったうどんから順番に提供している店が多いと思います。
セルフ店で茹でたての 讃岐うどん を食べるには?
立食い蕎麦のように「茹でたてでお願い!」と気軽に言える店なら、その方法が一番良いでしょう。しかし、 讃岐うどん となると茹で時間が長いため、個別にお願いできない店も多いと思います。
私はセルフ店で茹でたての 讃岐うどん を食べるために、
お店の開店時間に合わせて行く
ようにしています。多くのセルフ店は、開店時間に合わせてうどんを茹でています。開店ちょうどに行くと、たまに待たされることもあるくらいです。
開店時間を逃した場合は、ピークの終盤狙いも茹でたて率が高いです。
お店によって異なりますが、13時30分~14時になると茹で置きのうどんは無くなり、少量づつ茹でるようになります。すなわち、茹でたてに遭遇する確率が上がるのです。
しかし、落ち着き過ぎる時間帯に突入すると茹で置きうどんの可能性が上がるので、タイミングが難しいです。
王道ですが、行列ができるほどの人気店に行くと、お客さんが次々来るので、うどんはほぼ茹でたてで提供されます。そういったお店は、タイミング良く茹でることで廃棄する必要もないのかもしれません。
美味しい 讃岐うどん を食べる方法は?
美味しい 讃岐うどん を食べるには、食べる側にも努力が必要です。例えば、
- 長時間並ぶ
- 長時間かけて遠方のお店に行く
- 仕事を休んで平日に行く
- 早起きして開店前に並ぶ
など、安いうどんでも間接的に時間とお金を使っているのです。それだけ努力しても、美味しいうどんであれば、全く苦ではありません。
努力せずに美味しい 讃岐うどん を食べる方法は?
美味しいうどんを自宅で茹でて、茹でたてを食べる!これが一番確実です。不思議なもので、同じうどんでも食感が異なることがあります。しかし、それもまたうどんの楽しみかたの一つだと思います。